まえおき

この記事はフリーランス Advent Calendar 2017 の5日目になるはずでした

発端

もともとWantedly で声をかけられたのがはじまりでした

立ち上がりのスタートアップでフロントエンドエンジニアが社内にいなく、中規模案件の設計から実装までフルスタック(?)でお願いしたいとのこと

話を聞きにいくとメンバーはほとんどフルリモートなので自分もフルリモートで問題ないこと、予算n00万なのでn人月とのことだったので、1人単価100万は見積もってるんだな、ということがわかった

その日は会社と事業とやることの説明だけだったが、その後雲行きが怪しくなった

お金の話をする前に契約の話を進めるのは要注意

さて、雰囲気として単価100万の認識はある相手だとは思っていたものの、単価の前に契約の話が出てきた。同意してほしいと

おやおやこれは、と思ってしばらく放置していると、順を追って用意していたのか Chatwork でグループへの招待が来た

その後代表から個人メッセージで、時給2,000円で働いてもらえないか、と言われた

金額の妥当性

まず純粋に時給2,000円の妥当性について検討してみよう

月の労働時間を160 として、2,000 * 160 = 320,000円

ちなみに年収にすると 3,840,000円

んんん、あまりにも低くないかにゃ!?!?!?400すらいかないの!?!?!?

社会保険料とかないし残業代もないしボーナスもないし、しかもここからさらに税金いろいろ引かれるのじゃよ???

ちなみに本業の残業時間の時給は普通にこれより高いです。副業としてやるのに本業より低いのはまず論外

駆け出しフリーランスの適正単価がよくわかりませんが、中規模フロントエンド全体を設計から開発まで一任するのであれば少なくとも80万(+ストックオプション?)くらいは欲しい気がしますが……

希望金額の提示

さて、だいぶやすく見積もられたものだなと思いこちらも金額を提示してみます

一般に給与の2倍会社がコストを払っていると言われているので、フリーランスであればその2倍貰っていいのではないかという安直な考えから、とりあえず「少なくとも4000円」を提示しました

ちなみにこれでも月単価64万なので低めな気がするのですが、フルリモートだしいいかと思ってこれで言いました

よくよく考えるとリモートの方がこちらのマシンを消耗し場所代もかからないのだからコスト的にはプラスのはずなので、ここで遠慮する日梅雨はなかったのですが……

提示金額への返答

ざっくり言うと「うちらはベンチャーなのでそんな金ない、金が欲しいなら大手にいってくれ」とのことです

いや Wantedly で誘ってきたのお前らじゃんと

さすがに Wantedly が共感を求めるサービスとはいえ、儲かってそうだから金払いいいかな、とか目星は付けるじゃないですか

向こうだって共感じゃなくて僕のスキルセットとかアウトプットとか見て声かけてるわけだし、それである以上人のことを安く買い叩くのはやめてほしい

もしかしたらこのサービス自体が安く買い叩くためのプラットフォームとして機能してしまっている側面もあるのかもしれないけれど

まあ、2000円程度で設計から開発までしてくれる安い人材と、年齢(24)から舐めて見られてたわけですね

以降各所では年齢と学歴は隠すようにしました

自衛のために

以降、そういう副業フリーランスのお話の際には、失礼だとも思いながら、単価の話をちゃんとするようにしています

安く買い叩かれる経験しかないと実績として次に響くところもあるし、何より副業としてやっているのだから、やりがいも収益もどちらも重視したい、というところ

ベンチャーで金がないというのも勝手の良い言い訳で、本当に良い人が欲しいなら(自分がそうとは言えないが)出資を募ったりストックオプション渡したりできるわけで、要は貧乏だからまけてくれよってだけの話なんですよね

そういう値切ってくる精神 = 技術者へのリスペクトが足りない会社とは、残念ながらお付き合いをしない方が良いと思います

これはフリーランスだけでなく、界隈の人売り業もそうで、職人を値切ることは相手の腕を舐めているということなのだという認識が一般的に浸透して欲しい限りです

エンジニアの単価が適正に上がりますように